2019年に作家が滞在したメルボルンで手に取ったのはドラッグを小分けにするためのパケ。現地の薬物問題を目にして感じたやるせなさを快へと変えたのは、このパケを用いた制作への没入、そして生まれたコラージュでした。120点を超える『GOODRUG』の全ての作品を収録しています。
publishing by CENTER
A6/150P/Edition 100
※作家サイン入り
[GOODRUG]
2019年に友人の紹介で初めて滞在したメルボルン。活気に溢れた平和な街の印象は土地に馴染んで行く程に変化し、特に蔓延する薬物中毒者の問題を目の当たりにすることで一変した。彼らに対する国の補助金は新たなドラッグの購入に使われ、吸入器具などは街中で容易に買うこともできる。この負の連鎖はまるで国がドラッグをばら撒いているようで、この地の先住民の歴史も頭をよぎった。帰宅後、やるせない気持ちを払拭するように制作に没頭し、気づけば現地で購入した”パケ” サイズの小さなコラージュを夢中になって作り、自分自身に投与していた。それが生み出すのは幻覚ではなく想像力と笑いという、唯一無二の良質なドラッグだった。社会のゴミから生まれたネタであるこれを、僕はGOODRUG と名付けた。
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MASAHO ANOTANI
“GOODRUG”
2026年2月6日(金)- 2月21日(土)
13:00 - 20:00/入場無料
※日曜休廊
VENUE:
CENTER(東京都中央区八丁堀2-21-12)
Instagram:@center_edo
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Artist:安野谷昌穂|Masaho Anotani
1991年兵庫県生まれ。 国内外での個展やグループ展に参加。日本を拠点に活動中。幼少期から現在に至るまで自然の中で多くの時間を過ごし、その中で得た観察や感覚に強く影響を受けながら、絵画、ドローイング、コラージュ、パフォーマンス、写真などを使った作品を発表する。コラボレーションワークとしてZUCCa(2015-16 A/W)やCOMME des GARCONS SHIRT(2016-17 A/W)などがある。2016年にアートブック「STEIDL - WERK No. 23: MASAHO ANOTANI “DEFORMED”」が発表された。
Website : https://masahoanotani.com/
Instagram:@masahoanotani